こんにちは、こんばんは、おはようございます。KTYです。
今回、ご紹介するのは、安藤広大先生が書かれた『数値化の鬼 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法』です。
この本はざっくり言うと、仕事をするにあたっては、何事も「数字」を用いて判断するべきという内容が書かれています。感情に任せるのではなく、しっかりと数字を見ることが「自身を客観視する」ということに繋がります。
著者の安藤広大先生は、「識学」という学問を広めておられる方で、本書は前作の「リーダーの仮面」に続く書籍となっています。
前作同様に、仕事をする上で大切な考え方がぎっしり詰まった本で、会社員や将来自分で企業したい人など全ての社会人におすすめできる一冊になっています。
今回は、実際に「数値化の鬼」を読んで、「この考え方は良いな」と思った箇所を抜粋してご紹介しますのでぜひご覧ください。
『数値化の鬼 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法』で良いなと思った考え方を3つご紹介します。
- 数値化ができる人は「失敗」が当たり前になる
- 「変えられるもの」と「変えられないもの」を見分ける
- 短期的には損だけど、長期的には特なこと
1.数値化ができる人は「失敗」が当たり前になる
失敗って怖いですよね。私もですが、仕事で失敗したらどうしよう…と日々不安な気持ちになっている人は多いと思います。仮に失敗しても、それを認めなかったり、他の人のせいにしたりということも社会人あるあるですね。
本書では失敗について以下のように記載されています。
数値化できるようになると、失敗を認めることができます。
「失敗しなくなる」のではありません。「失敗を認められる」のです。
そもそも、ビジネスにおいて失敗はつきものです。失敗があることが当たり前です。
大事なことは、失敗を失敗と認めて、次につなげることです。
失敗は貴重な情報です。それを数値化して受け入れれば、絶対に次につなげることができます。
出典:数値化の鬼 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法(一部抜粋)
私も含めて多くの社会人は失敗はダメだと思い込んでおり、仕事では常に失敗しない方法を取ろうとします。しかし、本書では失敗は当然のことで、失敗で得た情報をもとに次の成功へと繋げるものだという考え方をしています。
大切なのは、失敗を認めるということです。
私は失敗したときに、ついつい人のせいにすることがあるので、失敗したときはこの言葉を思い出し、失敗を認めて次に繋げたいと思います。
2.「変えられるもの」と「変えられないもの」を見分ける
仕事をしていると変えなければいけないことが多々あります。仕事のやり方や人間関係などなど、色々あります。しかし、変えても変えても全然上手くいかないことが多々あります。
私は「う~ん、色々試してるけどなんか全然上手いこといかないや」って思うことがよくあります。
本書では「仕事のどこを変えればいいのか」ということに対して以下のように記載しています。
ビジネスにおいて、すべての物事はいったん数字に置き換えられます。ただし、そのすべてを考えるべきかというとそうではありません。「考えるべきこと」と「考えてもムダなこと」に分かれます。
世の中には「変えられること」と「変えられないこと」があるということです。そして、多くのビジネスパーソンは、次の2つのパターンで苦しんでいます。
- 「変えられないこと」を変えようとする人
- 「変えられること」を変えられないと思い込んでいる人
本来なら、「変えられること」を変えようと努力し、「変えられないこと」は早々に見切りをつけることが大事です。
数値化の鬼 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法(一部抜粋)
あぁ、なるほど…色々やる前に「変えられるかどうか」というのを考えないといけないんですね。「変えられないこと」を一生懸命変えようとしていたかもしれません…「変えられること」をしっかり見つけ出して、変えていく必要があります。
この考え方はビジネスだけでなく、日常生活や人間関係でも役に立ちそうです。例えば、満員電車は嫌だけど、電車に乗っている人を減らすことはできないので、代わりに混んでない電車に乗るといった感じですね。
環境や他の人を変えるのは難しいですが、自分が変わるのは簡単です。今すぐにでも変えられます。なので、物事が上手くいかないときは、まずは自分を変えてみるのがいいかもしれません。
3.短期的には損だけど、長期的には特なこと
人はついつい目先の利益に目がくらみます。長期的な目線を持つと特をすることがわかっていても、なかなか我慢できず、短絡的な行動にでてしまいます。
発売から半年経つと値段が下がるゲームを待ちきれず、発売日に定価で買ってしまうとかですね。発売日に買うと早く遊べるというメリットがありますが、内容が同じなら半年後に安くで買う方が得かと思います(個人の価値観によりますが…)
筋トレに例えると、ドーピングに走ってしまうとかですね。
極端な例としては、明日5000円もらうか、3か月後に6000円もらうかという二択でどちらを選びますか?ということです。
本書では以下のように記載されています。
短期的な決断でもつねに、「5年後、10年後はどうなっていくだろう?」ということをセットで考えます。
短期的に考えているときは、思い描く未来は「延長線上にある」「何も変化が起こらない」と楽観的に考えます。
一方、長期的に考えるときは、未来は「さまざまな可能性がある」と考えます。
数値化の鬼 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法(一部抜粋)
何事においても、長期的な視点をもつことはとても大切です。私は色々なビジネス本や投資本を読んでいますが、やはり成功している人は長期的に物事を考えられる人が多いです。
私は仕事はもちろん、筋トレや投資でも5年後や10年後を見据えて続けていきます。
皆さまも目先の利益に囚われず、長期的なトクを手に入れましょう!!
まとめ
今回は、「この考え方は良いな」と思った箇所を抜粋してご紹介したにすぎず、ほとんどの部分は紹介できていません。
まだまだたくさんの考え方が掲載されているので、興味を持たれた方はぜひ手に取って読んでみてください。
数字の力を体感してみて下さい。
以上です、ありがとうございました。
コメント