【仕事に対する考え方が変わる】「リーダーの仮面」を読んだ感想【解説】

こんにちは、こんばんは、おはようございます。KTYです。M.kty (@aOaA6kaxaXi8FN1) / Twitter

今回、ご紹介するのは、安藤広大先生が書かれた『リーダーの仮面 「いちプレイヤー」から「マネージャー」に頭を切り替える思考法』です。


この本は、職場での「リーダー」…つまり管理職やそれに準ずる人に向けて書かれたものになります。

ただ、今はリーダーでなくても、将来的には今の職場でリーダーになりたい人や、自分で会社を立ち上げたい人も一度は読んでみる価値がある内容です。

安藤先生は「識学」という学問を提唱されており、識学を会社に導入することで、これまでに多くの組織の問題を解決されてきました。

本書によると、「識学」とは組織内の誤解や錯覚がどのように発生し、どうすれば解決できるか、その方法を明らかにした学問とのことです。

私はまだリーダーの立場ではないですが、この本の内容で共感できることが多く、リーダーでなくても明日からすぐに実践できることが多く記載されてました。また職場での人間関係のストレスも軽減されるような内容で大変参考になりました。

今回は、実際に読んで「グッときて、すぐ実践できるフレーズ」を抜粋してご紹介するので、是非ご覧ください。

「リーダーの仮面」でグッときて、すぐに実践できるフレーズ3選

では、今回は以下の3つの内容について解説していきます。

3選!
  • 「自由にしていい」はストレスになる
  • 位置によって見える景色が異なる
  • 「変わった気になる」を徹底的になくしていく

では順番に見ていきましょう!

「自由にしていい」はストレスになる

このフレーズを見て「自由はストレスフリーでは?」「自由がない方がストレスになるんじゃ?」と思われる方が多いと思います。

私も今まで、自由=ストレスフリーだと思っていて、職場で後輩に「自由にやっていいよ」とよく言ってしまってました。こういう方はけっこう多いんじゃないでしょうか。

しかし、本書によると「自由にやっていい」と言われた側はストレスを感じるはずとのこと。

本書には以下のような例え話があります。

「なんでもいいから興味のあることを自由に研究して発表しましょう」

「画用紙1枚に好きなものを描きましょう」

このような課題を与えられたことがないでしょうか。

どうでしょう。とてもストレスを感じたはずです。

では、次のような課題に変えればどうでしょう。

「好きな生き物を1種類選び、研究して発表して下さい」

「最初に画用紙の真ん中に大きな丸を描いてください。そこから連想したものを自由に描いてください」

それぞれ、「生き物」「大きな丸」というルールを追加するだけで、かなりストレスは軽減されるはずです。

出典:リーダーの仮面 いちプレイヤーからマネージャーに頭を切り替える思考法

なるほど、言われてみればその通りです。普段の生活でも相手に質問したときに、「なんでもいいよ」と言われて困った経験が多々あります。

職場で「なんでもいいからやっといて」と言われても「なんでもいいって、何したらいいんだよ?」と思うことは多いのではないでしょうか。しかもとりあえずやってみたら「なにやってんだ!」とか怒られたりしますよね。「なんでもいいって言ったじゃねえか」と心の中で呟いた経験がある人は多いと思います(笑)

「なんでもいい」ではなく、本書の例のように、具体的なルールや選択肢を与えることによって言われた側はストレスを感じにくくなるということです。

このフレーズは明日からでも実践できそうですね。人間関係のストレスも軽減されると思います。

位置によって見える景色が異なる

皆さんは良い景色を見に行くときはどこに行きますか。展望台ですか?それとも山?いずれにせよ普段生活している場所より高い場所に行くと思います。絶景と言われてるスポットはだいたい山の上なんかが多いです。

なぜなら、高い場所の方が広範囲を見渡すことができるからです。

これは会社でも同じことで、上の立場になればなるほど遠くまで見ることができます。

本書では以下のように書かれています。

リーダーの視点は「未来」に向けられている。

「今」に視点を置くのか、「未来」に視点を置くのか。

それにより行動は変わってきます。

出典:リーダーの仮面 いちプレイヤーからマネージャーに頭を切り替える思考法

まだ下の方の立場だと、目先のことばかりに気を取られがちですが、上の立場になるにつれて、だんだん色々なことが見えるようになってくるし、見る必要があるということですね。見てる景色が違うから上下関係でトラブルが起こるのかもしれません。

私も職場では目先の自分の給料ばかりに気を取られていますが、未来の自身のスキルや組織全体の利益にも目を向ける必要があると思いました。そうすることで、立場が上の人の考え方も理解でき、上下関係のトラブルも軽減すると思います。

また「未来」に目を向けるというのは、仕事だけでなく、普段から意識しておく必要がある考え方だと思います。例えば、お金を全部使い切るのではなく、将来のために貯金をすることや、将来病気にならないために、日ごろから生活習慣に気をつけることなどが挙げられます。

これも明日から実践できるフレーズだと思います。日ごろから長期的な視点で物事を見ていけば良い結果に繋がるのではないでしょうか。

「変わった気になる」を徹底的になくしていく

このフレーズはけっこう刺さる人が多いのではないでしょうか。私はグサッときました(笑)

本書では以下のように書かれてます。

「人は経験とともにしか変わらない」

多くの人は、こんな勘違いをしています。

「たくさんの知識を得れば変われる」

「勉強すれば変われる」

「偉い人から話を聞けば変われる」

この本を読んでいるあなたも、もしかしたら読んだだけで変われると思っているかもしれません。しかし、これらは、すべて錯覚です。

知識の量を増やすだけでは、本質的な「変化」にはつながりません。

出典:リーダーの仮面 いちプレイヤーからマネージャーに頭を切り替える思考法

これはもう、おっしゃる通りでございます。私は自己研鑽のために月2~3冊は本を読んでいるのですが、本を読んだだけで「変わった気になっている」自分がいることに気が付きました。私以外にも読書したり、勉強したりしただけで「変わった気になっている」人は多いと思います。

例えば、1円も投資をしたことがないのに、投資の本を読んだり、YouTubeで調べたりして得た知識を得意げに語るような人ですね。皆さんの周りにはいませんか?「いや、やってないんかーい」とツッコミたくなります(笑)

読書をすると周りより少し知識がついて賢くなったように感じますが、それは錯覚で、実際に読書で得た知識を試してみることで初めて「変われる」ということです。

このフレーズも即実践可能です。私はまず、本書の内容をしっかり実践していくところから始めます。

まとめ

今回は、個人的な「グッときて、すぐ実践できるフレーズ」の一部を抜粋してご紹介しただけに過ぎず、ほとんどの部分は紹介できていません。

この他にもたくさんの内容が書かれているので、ぜひ手に取って読んでみて下さい。


「識学」というものをぜひ自身の目で確かめてみて下さい。

以上です、ありがとうございました!!

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